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Column
真ちょえん的日記
再会の日曜日。 2008年10月26日(日) きょうは某イベントのためにセミナーパークへ。
そして、さまざまな人に出会った。 県立大卒業生のK氏。 セミナーパークで働いておられるようで、 鹿児島に帰らず山口に残っておられたので こんなとこで会うとは、ビツクリ! 市民活動支援センターでお世話になったF氏。 同氏もまたセミナーパークで勤務されておられるようで、 最初は、なんでここに?? と思ってしまった。 ビツクリビツクリ。 あとは名前を存じ上げませんが、 県立大の職員をされておられた方、 市民活動関連の方等々 いろんな人に会いまくり。 極めつけは、帰宅直前、NTTの前。 芸短卒業生で、市内の大学ネットワークの初代生だった K氏ご一行に再会。 YCAM前で行われていた「アーツ・アンド・クラフツ」の 帰りだったのだそう。 ところで、きのうはまったく別のからみで 下関の梅光学院大へ。 講堂(スターヂェスホールというらしい)と本館棟などとの 間がヨーロッパの路地風な雰囲気を出していたので、 写真に撮ってみました。 (「国際政治を読むキーワード4」のきょうの更新はお休みします) 国際政治を読むキーワード【3】。 2008年10月18日(土) 貧困を解決するためには、教育の基礎作りも大切だけれども、
雇用の場がないというのも問題ではないのか。 そういう指摘もあると思います。 もちろん、工場を建てて大規模な雇用を生み出すことは必要です。 しかし、工場を建てるのは外国の資本です。 情勢が不安定になればすぐに手を引くこともあるでしょう。 それに、すでに技術が確立されている 外国企業の工場が建てられただけでは、 自国の真の力を引き出す技術力は養えません。 技術者を国の中から生み出していくのは、 やはり教育なのです。 適切な雇用を確保しつつ、新たな産業の育成を バランス良く行っていかなければいけません。 さて、今日は「宗教対立」のお話です。 ■宗教対立 世界には無数の宗教がありますが、 キリスト教、イスラム教、仏教、ユダヤ教に大別することができます。 このうち、キリスト教とユダヤ教の教典は、前者が新約聖書、後者が旧約聖書で 似通っています。 起源において歴史を同じにするこの二つの宗教は、 アメリカで特に政治的な影響力を持っています。 もっとも、それぞれの宗教の中での宗派間の対立も散見されます。 イギリスの東海上のアイルランドは、 カトリックが多い南部と、プロテスタントの多い北部で国が分かれていますが、 このうちイギリス連邦に属する北アイルランドでは、 少数派カトリック系のIRA(アイルランド共和軍)が独立を求めて テロや武力活動を行ってきました。ロンドンでテロに及んだこともります。 こうした過激な活動にまでは発展しなくとも、 日本でも宗派間の抗争が表沙汰になることも少なくありません。 宗教は時に、自身の宗教を絶対化し、それを抑圧する者はすべて敵だと見なす 極めて原理的、過激的な行動に出ることがあります。 アルカーイダ、ジェマイスラミア(JI)などのテロ組織や、 実際に政治を牛耳ったタリバーンが例に挙げられます。 イスラム国家を脅威に感じて抑圧に走る先進諸国にも 遠因があるのも明らかです。 だからといって、アメリカ同時多発テロのような無差別殺戮をして良いのか、 また、報復としてアフガニスタンやイラクへ侵攻して良いのか、 考えるべきことがたくさんあります。 宗教が複雑に入り組むことが政治問題に発展し、 紛争が起こっている例として、 イスラエルとパレスチナの問題が挙げられます。 何度もニュースに出ていますので、 この地域の問題の解決が難しいことは 知っている方も多いと思います。 イスラエルはユダヤ人の国家、 パレスチナ自治区はアラブ人(多くがイスラム教徒)の国家です。 パレスチナという言葉は本来、地中海東岸の広範囲の地域を指しますが、 最近は、パレスチナ暫定自治政府が領土として主張する 「ヨルダン川西岸地区」と「ガザ地区」をパレスチナと言うことがあります。 ニュースで聞く「パレスチナ」「西岸地区」「ヨルダン川西岸地区」など という言葉は、ほぼすべて、このパレスチナ暫定自治政府が主張する エリアを指していると考えても差し支えありません。 なぜここで対立が起こっているのでしょうか。 この地域はもともとユダヤ教徒が長く住んでいました。 ところが7世紀以降、イスラム教国に支配される時期が続きます。 住民は、イスラム教に改宗してその地に住み続けるか、 ユダヤ教の教えを守り、祖国を離れて暮らすかの どちらかの選択をしました。 20世紀に入ると離散したユダヤ教徒は 次第にパレスチナに戻り始めるようになります。 1000年の時を超えて祖国に戻る彼らを支えたのは アメリカの息のかかった国連決議でした。 国連はユダヤ国家としてのパレスチナの成立にお墨付きを与えます。 戻りつつあったといってもまだ人口の少なかった ユダヤ教徒に多くの土地を与えたことで 両教徒の間に取り返しのつかないほどの禍根を残したのです。 名だたる国際問題に良くも悪くも深く関与しているのが イスラム教だというのが分かると思います。 しかし、イスラム教国を「悪の枢軸」の一つなどとして 悪者のように扱うのは正しくありません。 少なくとも現状分析を見誤る危険があります。 というのも、イスラム教国を悪と見なす背景に、 ユダヤ教徒やキリスト教徒に支えられた アメリカの存在があるからです。 それぞれの主張に耳を傾け、 宗教の優劣ではなく、客観的事実に基づく歴史や あるいは現在の人口、統治能力などで 国の規模を推し量る必要があります。 (※写真はイメージです)
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