100万人のキャンドルナイト。
ことしは6月20日（土）から7月7日（火）。
とくに20日と7日の20時から22時は、
「でんきを消して、スローな夜を。」

http://www.candle-night.org/jp/


ほのかな明かりに包まれて、
自分のことを思ったり、
家族や恋人や友だちのことを思ったり、
いまを生きる
世界の見知らぬ人たちのことを思ったり。


各地でイベントも開かれます。
http://event.candle-night.org/

【山口】
■キャンドルナイト @だいにんぐかふぇなごみ
　日時：6月20日（土）20時〜22時
　場所：だいにんぐかふぇなごみ
　交通：湯田温泉駅徒歩10分

■豆子郎キャンドルナイト2009夏至
　日時：6月21日（日）17時〜22時
　場所：豆子郎の里 茶藏庵
　交通：山口駅徒歩15分（Ｐあり）

■キャンドルナイト in 山口大学
　日時：6月22日（月）20時〜22時
　場所：山口大学吉田キャンパスボーノ横広場
　交通：湯田温泉駅徒歩15分


【下関】
■キャンドルナイト in 下関
　日時：6月20日（土）19時〜22時
　場所：唐戸商店街
　交通：唐戸バス停下車すぐ


【小倉】
■キャンドルナイト @リバーウォーク北九州
　日時：6月20日（土）、21日（日）18時〜21時
　場所：リバーウォーク北九州1階キャニオンウォーク
　交通：西小倉駅徒歩5分、バス「室町ＲＷＫ前」

8年前の6月3日は、
今日とは真反対の晴れて暑い、
真夏を思わせる一日だった。

高校生だった私の、
事実を頑なに隠す全く新しい生き方が、
始まった。

時は断絶された。


己の中の逆鱗に触れまいと身を固めた私は、
自分に向けるべき刃まで裏返し、
人を傷つけてきた。

情けなかった。

幼かったわけでも、
若かったわけでもない。
仮面を纏った、あまりにもちっぽけで、
酷い、醜い人間がそこにいた。


私の心は痛まなかった。

あの日を都合良く、
自分への言い訳に使っていた。


そんな生き方を肯定したはずは全くない。
全くないけれども、
自分の中で6月3日を言い訳にすることで、
あらゆるものからの逃げ道にしていた。


そんな日々はいま、終わろうとしている。


止まったままの時計の針が、
少しずつ動き始めた。

言い訳で片付けてきた歳月が、
過去のものになりつつある。


前を向け、
前を向け。

いま、変わるのだ。



―― 我が人生の前に、
私は多くの人を傷つけてきた。
多くの人の優しさを無下（むげ）にしてきた。

それを省みず、
私は、身勝手にも、今、
私は変わると言い放った。
時が再び刻み始めたなどと言い放った。


8年のときを超えて、
忘れていた本性が、目覚めた。

ここにいるのは、
いまここにいるのは、
生身の私。
あの傲慢で馬鹿な少年。


ごめんなさい。

ありがとう。


8年を取り戻すことはできないけれど、
私は、
私が経験すべきだった日々をいま追体験しながら、
生きていることを噛みしめている。