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Column
真ちょえん的日記
大日本軌道山口支社線の新事実。
2007年10月24日(水)
今日は帰りに図書館に赴き、
明治末期から大正初期のわずか4年間だけ存在した
あの大日本軌道山口支社線(いわゆる旧山口線)について机上調査を試みた。

今日はメモを取るためのノートの類を持っていなかったので、
正確な情報はまた後日にするとして、
山口市史、小郡町史、吉敷村史、山口県史などの資料から
新たに分かった事実をお伝えしよう。

驚くなかれ。

まず、山口県史に載っていた防長新聞の記事によると、
開業当初(明治41年=1908年)の山口―小郡間全通時の運行本数は、
朝5時から夜21時までの17往復
これは、軽便鉄道からすると、多い!(のではないか)
また、
山口―湯田間は、さらに10往復だという。
これが正真正銘の事実ならば当時の山口―湯田間は、
現在の一日32便(特急と臨時列車を除く)に近い便数を誇っていたことになる。
所要時間は58分で、これは現在の約14分(快速)から比べれば比較はできないが。

小郡町史によれば、
停車場や停留所が整備されていたにも関わらず
手を挙げれば列車が停まってくれたとのこと。
なんともほのぼのとしているが、
山口県史には開業前後の喧々諤々の議論も載っていた。

地元温泉組合などの反対で、
現・山陽本線の山口停車をみすみす逃してしまった山口。
かたや小郡は、地元有志の団結によって、
当初は嘉川駅寄り(下関寄り)に予定されていた小郡駅(現・新山口駅)を、
不便だという理由で、現在地に移させたと言う。
先見の明があったということだろう。
小郡駅はその後、新幹線が停まる一大ターミナルになった。

明治後期、山口は、山口市下竪小路の法界寺で
軌道を通すための決起大会を行ったそうだ。
なんでも、250人の参加署名を集めたのだが、
大会の開始時間になってもほとんど誰も来ず
2時間遅れで、50人が集まったところで会が始まったらしい。
新聞記事が、山口の志士というのは時間を守らないものだ、云々と伝えている。

この日集まった人たちは、
三田尻(現・防府駅)から山口に軌道を通すことは叶わなかったが、
小郡からなら望みがあると話している。
そして、記事からは、
一日も早く軽便鉄道を通すべきだという考え方と、
国整備の陰陽連絡線(現・山口線ルート)を山口に通すよう国に働きかけるべきだ、
という考え方があったことが分かる。

当時、山陽本線は下関に通じ、
山陰本線は、島根県までは整備が進んでいた。
しかし、山陰本線は山口県内には通じていなかった。
その理由は、山口県内は山陽と山陰をつなぐ陰陽連絡線を
どこに通すかの議論がまとまっておらず、
本当に鉄道を欲しているのかが分からなかったからだそうだ。

いちおうの案として、山口県内では、
 1.益田から津和野、山口経由で小郡に結ぶ
 2.当時、美祢市付近まで完成していた大嶺線(現・美祢線)を、
  美祢から萩に繋ぐ
の2案が有力案として考えられていたが、
 3.大嶺線を萩ではなく、仙崎(長門市)に繋ぐ
 4.仙崎から海岸経由で下関に向かわせる
という案も出され、紛糾。

こうした状況下、早く決まらなければ、
浜田(島根県)から広島に抜ける線が陰陽連絡線の主役になるとの危惧から、
議論の一本化に着手したという。

結局のところ、この議論が、山口線の早期実現を促したといえよう。
そのかわり、大日本軌道山口支社線は短命となった。
また、議論の過程で、萩から分かれていく線路の計画は全て流れた。
資料には、いずれは小郡・山口から萩への連絡線ができるという記述もあったが、
それは現在も実現に至っていない。


以上のところが、今日分かった事実(というか史実)である。
ただし、最初にも書いたが、メモを取っているわけではないので、
後日また、実施年月や発言者名などについて
補足あるいは訂正していきたいと思う。

【vistaメモ】CSv1 InDesignのインストール。
2007年10月23日(火)
vistaの設定のメモ。

■vistaでAdobe Creative SuiteのInDesign CSが正しくインストールされない問題について。

【症状】
Windows vistaでInDesignが次のような動作をすることがある。
・対応ソフトではない旨の警告ダイアログが出る
・日本語表示されない(メニューバーなどが英語になる)

【原因】
こうしたトラブルの原因は、vistaのセキュリティ機能だと考えられる。
セキュリティ機能がインストールに何らかの影響を与えており、
特に日本語環境に特化して制作された「InDesign日本語版」に
強い干渉をしている可能性が高い。

【対処】
セキュリティ機能を一時的に遮断することで正常にインストールできる。

1.
まず、インストールに失敗したInDesignを含むCSの全ソフトウェアをアンインストールする
(コントロールパネルの「ソフトウェアと機能」からアンインストール可能)

2.
続いて、Windows UAC(ユーザーアカウント制御)をオフにする
※オフにする方法は下記サイトにある。
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/859disuac/disuac.html

3.
オフにできたら再起動

4.
1枚目のCDを入れ、自動再生からインストールせずに、
コンピュータ → CDドライブ(あるいはCD/DVDドライブ) → Creative Suite → setup.exe
の順で開き、setup.exeからインストーラを起動

5.
画面に従ってインストールする


以上の方法で、vistaではAdobeの動作保証外となっている「CSv1」の
全ソフトウェアを正常に使うことができるようになる。
これでもうまくインストールできない場合は、
その他のウイルス対策などのセキュリティソフトを一時的に遮断したり、
一度windowsをセーフモードで立ち上げてから、
アンインストール/インストール動作に移ってみたらいいかもしれない。

それでも解消されない場合は、Adobeへ。

軽便鉄道とは。
2007年10月16日(火)
家に帰って、メールチェックや、ウェブの更新をしてたら、
なんだかやたらと今日は目がかすむ。
疲れてるんだろうなぁ、などと思っていたのだけれど、
さっき何気なく鏡を見てびっくり。
すんげぇ充血してた。
うへぇ!!
酷使しすぎ。

愛用目薬「バイシン」を点したら良くなったけれど、
対症療法でしかないなぁ。



本題。
これから気分を盛り上げていくことになる「軽便鉄道」とは何ぞや。
『全国軽便鉄道』(1999年、岡本憲之著、JTB)によると、
軽便鉄道とは、

  幹線鉄道の駅から分かれていく、さらに規格の低い小さな鉄道を指すものである。
  しかし、正確には明治43年(1910)に国から公布された「軽便鉄道法」に従って
  敷設された鉄道のことを言う。

のだそうである。

かつては全国に数百の軽便鉄道があったというが、ほとんどが現存していない。
ただし、上の分類の第一にある「幹線鉄道の駅から分かれていく」私鉄は全国各地にある。
これらと軽便鉄道とが決定的に違うのが、
軽便鉄道はその名の通り、簡易なつくりであったことと、
線路の間隙距離(軌間)が762ミリメートルしかないものが多く、車両が小型であったことだ。
日本の鉄道の大半は軌間1067ミリメートルを採用している。
軽便鉄道よりも30センチも幅が広いが、これでも、世界標準から見れば狭軌の範疇であり、
軽便鉄道の簡素さがお分かりいただけるだろう。
ちなみに新幹線(身近なところでは筑鉄)で採用されているところの標準軌は、
1435ミリメートルの幅があり、軽便鉄道の線路2条分である。


さて、今日はここまで。
 


私の名前は「キミ」ですか。
2007年10月16日(火)
人の苗字や名前には、その云われやルーツや思いがあります。
相手を敬うことなく、虐(しいた)げる呼び方で呼ぶのは、
相手の人格を否定するだけでなく、相手に至るあらゆる脈絡を否定することにもなるでしょう。
注意したいものです。


先日、あるイベントのスタッフを一日ほどすることになったのですが、
なんといいますか、
ストレス溜まりまくりの一日となってしまったのです。
その晩は、疲れ果てて10時間も寝てしまいました。
(午後8時22分にメールを送って以降、しばらく記憶なし)


この日記の表題にも書きましたが、
一日続いた「キミ呼ばわり」及びそれに付随する指図等々が原因かもしれません。


キミ、これをやってくれたまえ」「キミ、これをしてくれたまえ」となどといって、
私の服を引っ張って指図する方がおられました。
…そんなに力任せに引っ張らなくても――。
というか、身(ミ)までつかむ必要はないでしょ。
痛いですからぁ!


あの、それから、私には名前があるんですが。
名札も付けているし、事前に顔合わせもしておりました。
私がキミという名前じゃないことは承知されていたはず。
イベントという不特定多数のお客さんが入り乱れる中で、
「キミ、これやって、あれやって」などと指図するのは如何なことでしょうか。
むしろこのような場面こそ、名前で呼ぶべきなのでは。

私とて、「キミ」と呼ばれるにふさわしい振る舞いをするのに苦労しました。
      ↑
  きっとこれが並々ならぬ疲れの原因だ!!(笑)


イベントが終わり、帰り際、その方に「お疲れ様でした」と言ったのですが、
なんと、返事なし。
返事なし!


イベント途中や後日、
「イベントってこんなもんだと分かったかな?」
と言われたのだけれど、
なんだか複雑な心境。


キミ、ぞうきん 事務所で借りてきて」
キミ、鉛筆削り借りてきて(鉛筆削るのを)やって」
キミ、ちょっと○○○の書類、もらってないんだけど、もらってきてくれる?」
「ちょっとキミ、長机、出して来てくれる?」
キミさぁ、あれ途中みたいだけど」


日記を書きながら、いろいろと思い出してきました。


あんまり思い出すと体に悪いので、
そろそろ寝ます。
おやすみなさい。


明日は、軽便鉄道の話の続きをします!(きっと)
お楽しみに。

大軌山口支社を踏破せよ。
2007年10月10日(水)
ソフトバンクホークス、万事休す。

というか負け戦に、負けを覚悟して(潔く負けようとして)挑んだようにもみえる。
勝つための布陣だったとは思えない。



ところで、「鉄道廃線跡を行く」の第10巻がこのほどamazonから届き、
また、すでに購入してある本「全国軽便鉄道」などを頼りに、
「旧山口線踏破」を近日、敢行する予定である。
旧山口線といってもJRのそれではなく、大日本軌道山口支社(山口軌道の後身)が、
明治41年(1908年)に小郡〜山口間に初めて通した鉄道である。
しかし、大正2年(1913年)には現在のJR山口線が開通。
大日本軌道の山口線は市街地を貫通しながらも、わずか4年足らずで消滅した。
来年は開業から100年目の節目にあたる。
それを前に、(ほとんど残っていないだろう)軌道跡を辿りたいと思うのである。



さておき、kb.stのトップページがちょっとだけにぎやかになりました。
というか、見にくい!!!
目がチカチカする。
ペンギン。
いや、ぺそぎん。
まぁ、趣味なので。。
しばし置いておこうと思いますので、お付き合い下さい。




少年期。
2007年10月03日(水)
私が生まれた頃からちょうど1年後、
ドラえもんの映画「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」が公開された。

そして、この映画のテーマソングが、
今日の日記に取り上げる、武田鉄矢の「少年期」だ。

楽曲は、ドラえもん放映20周年記念アルバム「20TH ANNIVERSARY DORA THE BEST」に収録されているが、
シングルカットのCDは出ておらず、また、武田のアルバムにも収録されていない。


この曲、いわゆる、“泣ける”。

曲名の通り、少年時代のエピソードが綴られているのだが、
情景の織り込み方が、武田鉄矢らしい。
振り返れば手の届きそうな思い出のかけらも、
この手に握り締めることはできない。
なぜなら、大人なのだから――。

少年時代の一ページと、「大人」になることへの漠然とした畏怖を
美しい歌詞に纏めた傑作。


 悲しい時には町のはずれで
 電信柱の明り見てた
 七つの僕には不思議だった
 涙浮かべて見上げたら
 虹のかけらがキラキラ光る
 瞬きする度にかたちを変えて
 夕闇にひとり夢見るようで
 叱られるまで佇んでいた
 ああ
 僕はどうして大人になるんだろう
 ああ僕はいつごろ大人になるんだろう

 目覚めた時は窓に夕焼け
 妙にさみしくて目をこすってる
 そうか僕は陽ざしの中で
 遊び疲れて眠ってたのか
 夢の中では青い空を
 自由に歩いていたのだけれど
 夢から覚めたら飛べなくなって
 夕焼け空があんなに遠い
 ああ
 僕はどうして大人になるんだろう
 ああ僕はいつごろ大人になるんだろう

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なお、今日、B'zのニューシングル「SUPER LOVE SONG」が発売されました。

 1st beat. SUPER LOVE SONG
 2nd beat. ここから
 3rd beat. FRICTION

「SUPER LOVE SONG」と「FRICTION」は今のB'zを象徴するようなロックチューン。
「SUPER LOVE SONG」について言えば、曲調は違えど、
歌詞や方向性は「愛のバクダン」にも似ていて、
社会がどう動こうと愛は普遍だと訴える。
「FRICTION」は全編英語。霞の中のような混沌とした世界の中で、
どう生き、どう歩むかをFriction(=摩擦)という言葉に凝縮した。
「ここから」は、過去に苦しめられながらも
今日から新しいことを始めようとする決意を歌ったミディアムナンバー。

なお、「SUPER LOVE SONG」は、12月5日発売のアルバム「ACTION」にも収録される。

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